埼玉県狭山市上奥富92-8
含浸 (がんしん)とは、金属、木材、セラミックなどの固体内部の隙間に、液体などを浸み込ませる技術のことです。真空状態を利用して、液体を浸み込ませる『真空含浸法』、真空後に加圧を行う『真空加圧含浸法』が主な方法です。
このような方法で、固体材料の隙間を埋める処理を『含浸処理』、または『含浸加工』と呼んでいます。
フィールドトラストでは真空後、液体を注入し再度真空を行い、加圧を行う『真空加圧含浸』に+αの『真空-再真空-加圧含浸法』を採用しております。
アルミ、鉄、銅、マグネシウムなどの、鋳造品には目に見えないピンホール(鋳巣)等が存在し、圧力のかかる部品では、水漏れ、油漏れの原因となり、塗装部品ではピンホール内の気泡による発泡の原因となります。
私たちフィールドトラストは、このような部品のピンホールを樹脂(アクリル樹脂)で含浸・封孔して、漏れのある部品(不良品)から、漏れのない部品(良品)へと変えていくことを主な業務としています。
(画像はアルミダイカスト ADC12 鋳巣の拡大写真)