含浸とは?
含浸とは?
含浸(がんしん)とは、金属、木材、セラミックなどの固体内部の隙間に、液体などを浸み込ませる技術のことです。真空状態を利用して、液体を浸み込ませる『真空含浸法』、真空後に加圧を行う『真空加圧含浸法』が主な方法です。
このような方法で、固体材料の隙間を埋める処理を『含浸処理』、または『含浸加工』と呼んでいます。
フィールドトラストでは真空後、液体を注入し再度真空を行い、加圧を行う『真空加圧含浸』に+αの『真空-再真空-加圧含浸法』を採用しております。
含浸処理 工程図
なぜ含浸が必要なのか?
アルミ、鉄、銅、マグネシウムなどの、鋳造品には目に見えないピンホール(鋳巣)等が存在し、圧力のかかる部品では、水漏れ、油漏れの原因となり、塗装・鍍金部品ではピンホール内の気泡による発泡、剥がれの原因となります。
そのため含浸の効果として・・
・金属鋳物の気密性保持、圧漏れ防止
・塗装、めっきの発泡・ふくれ防止
・鋳金等が原因の腐食防止
私たちフィールドトラストは、このような部品のピンホールを樹脂(アクリル樹脂)で含浸・封孔して、漏れのない部品、ピンホールのない部品へと変えていくことを、主な業務としています。
ピンホール(鋳巣) イメージ
含浸処理 イメージ
含浸はどこでも一緒?
本来ならば必要のない含浸ではありますが、折角含浸処理を施すのであれば一個でも多く救済することがお客様の本来の要望と思います。
フィールドトラストでは長年の知識と経験を生かし、的確、丁寧、迅速に対応いたします。なぜ含浸効果が高いのか・・・なぜ製品が綺麗なのか・・・部品用途に即した工程、工程管理で、必ず優れた封孔効果を発揮します。